取引所からの出金:この指標が測るもの
取引所からの出金は、取引所ウォレットから外部ウォレットへ引き出された暗号資産を測る。ネットフローは入金から出金を引いたもので、純方向を示す。

すべての取引所は顧客のコインを保管するウォレットを管理している。それらのウォレットからプラットフォームが管理しないアドレスへコインが移動すると、その送金はブロックチェーン上に現れ、分析プロバイダーがカウントする。出金の数字はその移動を表すもので、その理由を表すものではない。
取引所からの出金はどのように計算されるか
プロバイダーはまず、取引所ウォレットとして扱うアドレスのリストから始める。そのリストは、一緒に動くアドレスをグループ化し、特定したプラットフォームにラベルを付け、顧客がコインを送る入金アドレスを追跡することで作られる。それらのアドレスからリスト外のアドレスへのすべての送金が総出金としてカウントされる。ネットフローは通常、入金から出金を引いたもので、プラスならコインが純流入、マイナスなら純流出となる。プロバイダーによっては純出金を公表しているため、符号の慣例を確認する必要がある。
取引所からの出金の読み方
出金の増加は、所有者がコインをセルフカストディへ移し、自分で鍵を管理していることを意味することがある。また、取引所上で売却可能な供給が減ったことを意味することもある。どちらの解釈も誰かが買っている証拠にはならず、入金が高止まりしたまま大量の出金が起きることもある。だからこそ、1回の出金よりも純方向が重要となる。
- セルフカストディ:所有者が自分で管理するウォレットへコインを移す。
- 担保や貸付:トレーダーがローンやデリバティブのポジションのためにコインを預ける。
- 別の取引所:コインがある取引所を離れ、別の取引所に到着する。
- カストディサービス:ファンドや企業がコインを保管プロバイダーへ移す。
取引所からの出金が示さないもの
この数字には、取引所自身の台帳内で行われる取引は含まれない。それらの取引はブロックチェーン上に現れないためだ。また、同じ取引所が管理する2つのウォレット間の送金も、プロバイダーが一方を他者のものとしてラベル付けしていない限り含まれない。数値は資産、時間枠、プロバイダーによって異なるため、同じソースの数値を時系列で比較する必要がある。
よくある質問
あり得る。分析プロバイダーは多くの資産を追跡しているが、通常1つの出金数値は一度に1つの資産を対象とする。
プロバイダーによって異なる。ほぼリアルタイムで更新するダッシュボードもあれば、1日1回合計を公表するものもある。
大口保有者がコインを保管先や別の取引所へ移すことがある。プロバイダーがラベルを変更し、過去の送金が合計に加わることもある。
はい。プロバイダーが2つのウォレットを同じ取引所に紐付けていない場合、日常的な内部送金が顧客による出金のように見えることがある。





